種類が多すぎて迷う人へ!消防設備士の資格はどれがいい?取得順番がわかる本気のルート解説

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「ビルメン業界や防災業界に転職したいけれど、消防設備士って種類が多すぎてどれがいいのか分からない……」
「持っている電気工事士の資格を活かしてステップアップしたいけれど、次は何を狙うのが効率的なんだろう?」

消防設備士の資格に関心を持った方が、最初に必ずぶつかるのが「種類が多すぎる」という壁です。消防設備士の免状は、特類から7類まで存在し、さらにそれぞれに「甲種」と「乙種」があるため、初学者はどれから手をつければいいのか迷って当然です。

そこで本記事では、「消防設備士はどれがいい?」という疑問に完全解答します。あなたの現在のスキルや目指すキャリアに合わせた「3つの最適化ルート」をはじめ、難関と言われる「甲4」をわずか1ヶ月で一発合格するための具体的な勉強法、さらには現場で本当に稼げる技術者になるための裏ワザまで徹底的に解説します。この記事を読めば、自分がどの種類をどういう順番で取るべきかが明確になり、迷わず次の一歩を踏み出せるようになります。
記事のポイント
  • 消防設備士の資格とは
  • どれからとるべき?
  • 消防設備士の需要と難易度のバランス
  • 消防設備士の勉強方法
この記事を書いた人

事務員たなか(@tanaka_kodozimu)


建設業事務員のたなか(@tanaka_kodozimu)です。
元SEで安全書類作成をメインに、経理・総務・人事・HP作成・IT土方まで何でもやっています。
小学生の母。事務作業が少しでも楽になる情報を発信しながら、事務代行サポートも行っています。

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目次

消防設備士の基本:甲種と乙種、どれがいい?

消防設備士を受験するにあたって、まず理解すべきなのが「甲種」と「乙種」の違いです。自分にとってどちらの区分が適しているのかを見極めることが、悩みを解決する第一歩になります。
  1. 工事ができる「甲種」と、点検・整備専門の「乙種」の違い
  2. 甲種と乙種の違い(費用・試験時間)
  3. 【一覧表あり】第1類〜第7類の特徴と需要ランキング
  4. なぜ「甲2」「甲3」は最難関とされるのか?
  5. 「特類」は実務で不要?ロマンの「フルビット」という世界
  6. 【迷ったらこれ】王道の基本取得ルート
  7. 消防設備士試験で今すぐ揃えるべき神参考書・過去問集

工事ができる「甲種」と、点検・整備専門の「乙種」の違い

消防設備士の資格は、行える業務の範囲によって役割が大きく分かれています。
  • 甲種(1類〜5類、特類)
    消防用設備等の「工事」「整備」「点検」のすべてを行うことができる上位資格です。建物の新築や改修時に、図面をもとに配線・配管を施し、設備を新設するには必ず甲種の免状が必要です。そのため、防災工事業者からの需要が極めて高く、資格手当も厚く設定される傾向にあります。ただし、受験するには電気工事士や特定の学歴、実務経験などの「受験資格」が必要です。
  • 乙種(1類〜7類)
    消防用設備等の「整備」と「点検」のみを行うことができる資格です。すでに設置されている設備が正常に作動するかをチェックするメンテナンス業務が主となります。甲種との最大の違いは「工事ができない点」、そして「誰でも受験できる(受験資格がない)」という点です。未経験者が業界への足がかりとして挑戦するなら、まずは乙種から選ぶのが確実です。

甲種と乙種の違い(費用・試験時間)

試験のハードルやボリューム感をつかむために、両者のスペックを比較表で見てみましょう。
項目甲種乙種
できること工事、整備、点検整備、点検のみ
受験資格あり(資格、学歴、実務経験等)なし(誰でも受験可能)
受験手数料6,600円4,400円
試験時間3時間15分1時間45分
試験構成筆記(四肢択一)+実技(記述式:鑑別・製図)筆記(四肢択一)+実技(記述式:鑑別のみ)
甲種は「製図試験」が追加されるため試験時間が長くなり、難易度も上がります。一方、乙種はコンパクトで実技も写真を見て答える「鑑別」のみのため、比較的対策がしやすいのが特徴です。

【最新情報】令和10年度から「電子申請」へ原則移行!
消防設備士試験を主催する「消防試験研究センター」では、利便性の向上とペーパーレス化の観点から、令和10年度(2028年度)より試験の申し込みが「原則電子申請(インターネット申し込み)」へと移行することが決定しています。書面での願書提出は例外的な扱いとなるため、これから受験を予定している方は、今のうちからネット申し込みの流れに慣れておくことをおすすめします。

【一覧表あり】第1類〜第7類の特徴と需要ランキング

消防設備士の全種類の中で「結局、どれがいいの?」という疑問に答えるため、それぞれの設備の特徴、難易度、求人市場における実務価値(需要)を一覧表にまとめました。

消防設備士 類別特徴・需要一覧表

区分扱う主な消防用設備難易度実務価値
(需要)
特徴と市場のリアル
第1類  スプリンクラー、屋内・屋外消火栓設備★★★★☆★★★★★水系設備の代表格。大型ビルや商業施設に必須で需要は絶大。
第2類泡消火設備★★★★★★★☆☆☆駐車場やヘリポート等に設置。計算問題が多く、専門性が高め。
第3類不活性ガス・ハロゲン化物・粉末消火設備★★★★★★★☆☆☆通信機器室や美術館など水を使えない場所に設置。構造が複雑。
第4類自動火災報知設備(自火報)、ガス漏れ警報設備★★★☆☆★★★★★**消防設備士の王様。**ほぼ全ての建物にあり、求人数・需要ともにダントツ。
第5類金属製避難はしご、救助袋、緩降機★★☆☆☆★★★☆☆避難器具。覚えるべき器具の種類が少なく、比較的取得しやすい。
第6類消火器★☆☆☆☆★★★★★**究極の登竜門。**設置義務の範囲が広く、点検・交換の案件が年中ある。
第7類漏電火災警報器★★☆☆☆★★★☆☆電気工事士を持っていると試験の大部分が免除され、瞬殺できる。
特類特殊消防用設備等(超高層ビル等の特殊設計)★★★★★★☆☆☆☆試験自体が難関。実務での設置件数は極少だが、マニアの最終目標。

なぜ「甲2」「甲3」は最難関とされるのか?

需要の面から「どれがいい?」と聞かれれば1類や4類になりますが、難易度の面で群を抜いているのが2類(泡消火)や3類(ガス・粉末消火)です。

これらの類では、消火剤の混合比率や放射圧力、ノズルの配置間隔だけでなく、「小数点以下の数値の暗記」(例:0.29MPa、0.17MPaなどの放射圧力の規定)が大量に求められます。さらに、水理学的な計算や、複数の弁が連動する複雑なシステム構造を理解しなければならないため、初学者が独学で挑むと高確率で挫折する地雷ゾーンとなっています。

「特類」は実務で不要?ロマンの「フルビット」という世界

「特類」は、一般的な法律の枠に収まらない超高層ビルや大規模アトリウムなど、特殊な設計が施された建物に設置される設備を扱います。実務における設置件数は全体の数パーセントにも満たないため、一般的な消防設備会社で働く上で特類が必要になる場面はほぼありません。

しかし、消防設備士業界には「フルビット」という言葉が存在します。これは、消防設備士の免状にある「特・1・2・3・4・5・6・7」の全13マス(甲種5マス+特類、乙種7マス)をすべて取得し、免状の穴をすべて埋めることを指します。特類はこのフルビットを達成するための「ラスボス」的存在であり、プロとしての誇りとロマンのために受験される、面白い立ち位置の資格です。

【迷ったらこれ】王道の基本取得ルート

「初心者にとって消防設備士はどれがいい?」という問いに対して、業界で最も推奨されている「王道のステップアップルート」がこちらです。
STEP
乙種6類(消火器)を取得

受験資格なし・まずは足がかり

STEP
第二種電気工事士(電工二種)を取得

甲種の受験資格&科目免除をゲット

STEP
甲種4類(自動火災報知設備)を取得

需要最強の王道資格

STEP
乙種7類(漏電火災警報器)を取得

電工免除でほぼ無勉強で合格可能

STEP
甲種5類(避難器具)を取得

実務でよく使い、難易度もやや低め

STEP
甲種1類(スプリンクラー等)を取得

需要は超一流だが難関

事務員たなか

このステップがなぜ「最強」と言われるのか、理由を解説します。

登竜門としての「乙6」

まず最初に「乙6(消火器)」を狙います。理由は、受験資格がないため誰でも今すぐ申し込める点、そして構造がシンプルで実物をイメージしやすいためです。消火器はほぼすべての建物に設置義務があるため、取得直後から点検の実務で即戦力になれます。
事務員たなか

未経験から消防設備士になった場合、
まず最初に行うのは消火器の点検からなので
取っておいて間違いない資格です。

「電工二種」を挟むことで未来が開ける

乙6を取ったら、あえて消防設備士から一度離れ、「第二種電気工事士」を取得します。これが最大のポイントです。電工二種を取得すると、消防設備士の「甲種」の受験資格が手に入るだけでなく、次のステップである「4類」の試験において、電気に関する基礎知識の科目が「免除」されるという超強力な恩恵を受けられます。
事務員たなか (ゲンドウ風)

特定の学部卒や実務経験がない場合、
電工取得ルートが一番コスパ良いです。

最強資格「甲4」で市場価値を爆上げする

受験資格を得たら、満を持して「甲4(自動火災報知設備=自火報)」に挑みます。自火報は建物の「神経」にあたる最重要設備であり、設置件数がダントツで多く、リフォームに伴う「工事案件」も常に発生します。甲4を持っていれば、防災業界だけでなく、ビルメン(建物管理)業界への転職でも無双できます。「乙6で基礎を作り、電工で翼を授かり、甲4で無双する」。これが迷ったときの絶対的な王道ルートです。
事務員たなか

電工と甲4を持っていれば、感知器や誘導灯の設置ができるので
かなり強いです。

なぜ次に「乙7」と「甲5」を先に取るべきなのか?

甲4を突破したあと、「甲1(スプリンクラー)にいこう」と思う方も多いでしょうが、焦るのは禁物です。現場で消防設備士として働いていると、実は「乙7(漏電火災)」と「甲5(避難器具)」は出番が多い設備だということがわかります。
  • 乙7を先に取る理由: 電工二種と甲4を持っていると、乙7の試験は「筆記の法令が数問」だけになり、実技試験も全面免除されます。文字通り「ほぼ無勉強で瞬殺できるボーナスステージ」なので、先に免状のマスを埋めてしまうのが圧倒的に効率的です。
  • 甲5を先に取る理由: 救助袋や避難はしごを扱う5類は、現場での点検・交換需要が高い割に、甲種の中では覚える内容が少なく難易度が低めです。甲4合格の勢いそのままに挑戦すれば、比較的ラクに甲種のアシスト免状を増やすことができます。

需要が高いが最難関の「甲1」は最後に回す

マンションから大型商業施設まで設置され、実務で「めちゃくちゃよく使う」のが1類(屋内消火栓・スプリンクラー)です。

需要の高さは甲4と双璧をなしますが、1類は水理学の計算や配管の図面など、専門知識の塊であり難易度が非常に高いのが特徴です。そのため、知識が浅いうちに突撃すると高確率で返り討ちに遭います。

乙6・甲4・乙7・甲5と取得し、消防用設備の構造や試験のコツ、そして実務でのイメージが完全に頭に染み込んだ「脂の乗った状態」で最後に甲1へ挑む。これこそが、挫折を防ぎつつ市場価値を最大化できる、現場基準のリアルな王道ルートです

消防設備士試験で今すぐ揃えるべき神参考書・過去問集

「どの消防設備士を狙うか決まったけれど、一体どの本を買えばいいの?」と迷う必要はありません。消防設備士試験の対策本は数多くありますが、合格者が口を揃えて「これしかない」と太鼓判を押す鉄板の教材は決まっています。

ネット上の古い情報で対策して法改正に対応できず不合格になるリスクを避けるためにも、最新版の神テキストを今すぐ手に入れてスタートを切りましょう!

圧倒的シェア!一発合格を狙うなら『公論出版』一択

消防設備士試験において、受験生のバイブルとなっているのが公論出版の過去問題集です。試験問題が持ち帰れないこの試験において、受験者の情報などから「実際の試験に出た過去問(再現問題)」を驚異の精度で再現しています。問題掲載数もダントツで多いです。

「問題を見る ➔ 分からなければ即、解説を読む」というスタイルで最低3周すれば、本番で「テキストと全く同じ問題」に遭遇する確率が跳ね上がります。

初学者で「活字だけでは理解しにくい」という方向けの参考書

公論出版は問題集としては最強ですが、完全な知識ゼロから始めると「解説に出てくる専門用語の意味自体がわからない」と戸惑うことがあります。その場合は、イラストや図解が豊富で教科書代わりに使える以下のシリーズを辞書代わりに横に置いておくのがおすすめです。
事務員たなか

私は二冊買いして、最初に公論出版の問題集で勉強しました。

総括:種類が多すぎて迷う人へ!消防設備士の資格はどれがいい?取得順番がわかる本気のルート解説

「消防設備士はどれがいい?」という疑問に対する答えは、あなたの現在のスキルや目的によって異なります。

  • 何から取るべきか迷ったら: まずは誰でも受けられる「乙6(消火器)」からスタートし、電工二種を経由して最強の「甲4(自火報)」を目指すのが王道。
  • 試験対策は: 『公論出版』の問題集を3周プレイすれば、1ヶ月・50時間での一発合格は十分現実的。
教材が手元に届いた瞬間から、あなたの合格へのカウントダウンが始まります。まずはテキストを一冊ポチるという「最初の1歩」を今日、踏み出してみませんか? あなたの挑戦を心から応援しています!

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