ホームセンターに並ぶ電動工具をよく見ると、大手メーカー品だけでなく「聞き慣れないブランド」が目立つようになってきました。近年増えているのが、店舗を運営する企業が自ら企画するプライベートブランドの電動工具です。そのひとつが「WIZ'A(ウィザ)」と呼ばれるブランド。手に取りやすい価格と機能性をうたっており、DIYユーザーを中心に徐々に注目を集めています。
展開しているのは、ホームセンター「ビバホーム」や「ムサシ」で知られるアークランズ株式会社。多角的に事業を手がける企業ですが、WIZ'Aはどのような特徴を持ち、どんな評判を得ているのでしょうか。
この記事では、WIZ’Aの概要や商品の評判、おすすめの商品まで順に解説していきます。
記事のポイント
- WIZ’Aとは
- ブランドの評判やどんな人向けか
- WIZ’Aおすすめの工具
- どこの国の工具?
この記事を書いた人

事務員たなか(@tanaka_kodozimu)
建設業事務員のたなか(@tanaka_kodozimu)です。
元SEで安全書類作成をメインに、経理・総務・人事・IT土方なんでもやっています。
子ども二人の限界主婦。事務作業や子育てが少しでも楽になる情報を発信しています。
目次
【コスパ良し】WIZ’Aの電動工具の評判は?

- プライベートブランドWIZ’A(ウィザ)とは?
- WIZ’Aはどこの国のブランド?
- ビバホームオリジナル電動工具「WIZ’A」の評判
- ビバホームオリジナル電動工具「WIZ’A」のおすすめ商品
- 【WIZ’Aの収納シリーズ】ツールボックスやシステムキャリーシリーズの評判は?
プライベートブランドWIZ’A(ウィザ)とは?

「WIZ'A(ウィザ)」は、ホームセンター事業を全国で展開するアークランズ株式会社が立ち上げた工具のプライベートブランドです。アークランズは新潟に本社を置き、「ビバホーム」「ムサシ」といったホームセンターをはじめ、リフォームや食品スーパー事業、さらに外食事業では「かつや」「からやま」など誰もが目にしたことのあるチェーンを展開するなど、暮らしに密着した多角的な事業を手がけています。
ブランド名は「WIZ(WITHの略)」と企業名の頭文字の「A」を組み合わせており、“身近で使いやすい工具ブランド”という想いが込められているそうです。※参考:PRTIMES「アークランズ株式会社」
2024年9月には、同社の卸売部門が「アークランドサカモト株式会社」として分社化・独立しました。これにより、アークランズグループは小売と卸売の役割を明確に分担。現在「WIZ'A」は、“DIYとくらしの商社”を掲げるアークランドサカモト側の事業ブランドとして展開されています。ホームセンターでの販売に加え、ECサイトや他社販路への供給も強化され、よりスピーディーかつ柔軟に商品を届けられる体制が整えられているのです。
WIZ’Aの製品群は、インパクトドライバーや丸ノコ、ブロワーといった電動工具だけにとどまらず、ツールボックスやシステムキャリーなど収納・運搬関連アイテムまで幅広く展開。これにより、DIY初心者から本格的な作業をするユーザーまで、手頃な価格で効率よく作業環境を整えられるのが特徴です。
WIZ’Aはどこの国のブランド?

「WIZ'A(ウィザ)」は、ホームセンター事業を展開するアークランズ株式会社が企画・販売するプライベートブランドです。したがってブランドとしては日本発のオリジナルブランドにあたります。ただし、製品の生産体制については公式に国名が明言されているわけではありません。
実際に販売されている製品を確認すると、電動工具やツールボックスなどのパッケージや商品説明には「中国製」と表記されているケースが多く見られます。一方で、一部には国内生産の工具や部品も含まれており、アイテムによって原産国が異なるのが実情です。
WIZ’Aは日本企業が企画し、海外の工場を活用して製造されていることが多いブランドと理解するのが自然でしょう。消費者にとっては「日本企業が管理している安心感」と「海外生産によるコストメリット」の両方を兼ね備えた存在、といえます。
ビバホームオリジナル電動工具「WIZ’A」の評判

ホームセンターの工具売り場では、大手メーカー製品と並んで「WIZ'A」の電動工具が目立つようになってきました。価格が手頃でラインナップも豊富なため、DIYユーザーの間では「気になる存在」として注目を集めています。では実際に使ってみた人たちはどのように感じているのでしょうか。ここでは、良い評判と気になる点の両面からWIZ’Aの評価を整理してみます。
良い評判
WIZ’Aの充電式電動工具は、共通バッテリーシステムを採用しているものが多く、ひとつのバッテリーでインパクトドライバー・丸ノコ・ブロワーなど複数の工具を使い回せるのが大きな魅力です。買い足すときもバッテリーを共用できるため、コスト面で優れていると好評。
また、価格帯が手頃なことから「マキタやHiKOKIは高くて手が出しにくいけれど、WIZ’Aなら気軽に始められる」というDIY初心者の声も多く見られます。
ビバホームやムサシの店頭で取り扱っているため、実際に見て触れてから購入できる安心感があります。また、替えバッテリーや消耗品も同じ売り場で入手しやすく、こうした利便性が高い評価につながっています。
気になる評判
WIZ’Aの電動工具はラインナップが幅広く、使用感は商品によって異なります。
たとえば、インパクトドライバーはバッテリーを含めても約1.4kgと軽量な部類ですが、それでも「長時間連続で使うと腕に負担がかかる」という声も一部にあります。
また、ブロワーのように軽量・静音で扱いやすいモデルは高評価な一方、「バッテリーの持続時間がやや短い」との指摘も見られます。
総じて、DIYや家庭での使用には十分な性能を備えており、「プロの現場で一日中使う」などの過酷な状況でなければ大きな問題はないといえるでしょう。
WIZ’A工具の良い評判と悪い評判まとめ
評価のポイント | 良い評判 | 悪い評判 |
価格 | 大手ブランドより安価で購入でき、初めての電動工具に選びやすい。コスパ重視でDIY入門に◎ | 安価のため「長期使用は不安」という声も。プロは大手ブランドを選ぶ傾向 |
性能 | DIYや日曜大工には十分。家具組立や木材カットなど軽作業ではパワーに満足との声 | 長時間の連続作業や現場用途では「トルク不足」「物足りない」との指摘あり |
操作性 | シンプル操作で初心者や女性ユーザーからも好評 | 多機能を求めるユーザーからは「機能が少なく物足りない」という意見 |
耐久性 | 軽作業なら数年は問題なく使えるという声が多い | 「数回で故障した」「バッテリーが弱い」など個体差を指摘する口コミも。プロユースには不安 |
WIZ’Aの電動工具は、総じて「DIYには十分、プロ用途にはやや非力」という評価に集約されます。価格面では大手ブランドよりも手に取りやすく、初めて電動工具を購入する人や週末のDIYで使いたい人にとって、コストパフォーマンスの高さが大きな魅力です。さらに、ホームセンターで手軽に入手できる安心感も強みといえるでしょう。
そのため、「気軽にDIYを始めたい人」にはおすすめできる一方で、「毎日仕事で使うプロ」には大手ブランドの選択を検討すべき、というのが実際のユーザーからの評価となっています。
ビバホームオリジナル電動工具「WIZ’A」のおすすめ商品
WIZ’Aは、マキタやHiKOKIといった国内大手メーカーに比べると知名度は高くありませんが、ビバホームオリジナルの電動工具として独自の存在感を放っています。ホームセンターで手に取りやすく、価格帯も大手メーカーに比べてリーズナブルなため、DIYを始めたい層を中心に注目を集めています。
一般的にホームセンターPBの電動工具は「安いけれど性能はそこそこ」と思われがちです。しかしWIZ’Aは単なる低価格帯にとどまらず、「WIZ’Aプレミアム」シリーズでは18V共通バッテリーを採用。インパクトドライバーや丸ノコ、ブロワーなどを同じバッテリーで使い回せる仕様となっており、効率的に作業環境を整えられる点が特徴です。
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そのほかにも、充電式・コード式それぞれ消費者のニーズに応えた様々な製品を販売しています。低価格で且つかゆいところに手が届く商品ラインナップは非常に魅力でしょう。
また、ビバホームやムサシといった店舗でのサポート体制も魅力のひとつ。格安輸入工具のように「買ったら終わり」ではなく、実店舗で現物を確認したり、不具合時に相談できる安心感は、ビバホームオリジナル電動工具ならではの強みです。
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【WIZ’Aの収納シリーズ】ツールボックスやシステムキャリーシリーズの評判は?
WIZ’Aは電動工具だけでなく、収納・運搬アイテムも非常に人気です。その代表格が「システムキャリー」シリーズです。
システムキャリーは、専用ツールボックスをワンタッチで連結・固定できる仕組みを採用しており、複数のボックスをまとめて効率的に移動可能。素材には耐衝撃性プラスチックを使っているため、現場や移動中の振動から工具をしっかり守ることができます。「システムキャリーボックス」などは収納力と利便性を両立した人気商品となっています。
また、同シリーズには「ツールバック」や「工具用システムリュック」といったラインナップもあり、現場での用途や持ち運びスタイルに応じて選べるのが魅力です。リュックタイプなら両手が自由になるため、階段や屋外での移動も快適に行えます。
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WIZ’Aのツールバッグは、システムキャリーシリーズ以外にもさまざまな形状・大きさが用意されています。肩掛け型、ボストン型、仕切り付きのハードケースなど、使用環境に合わせて選択できるため「使い勝手がよい」との声が多く聞かれます。
WIZ’Aの収納シリーズは「車載にぴったりあうツールバックを探している」「移動中も安心して保護したい」というニーズに応える実用的なアイテム群となっており、電動工具と一緒に揃えることで作業効率をさらに高めることができます。
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いろいろな大きさの収納ケースが発売されているため、
工具を使わない一般消費者のニーズも多いようです!
総括:【PBって大丈夫?】ビバホームオリジナル電動工具「WIZ’A」の評判を徹底解説!
WIZ’A(ウィザ)は、日本のアークランズ株式会社が展開するプライベートブランドで、ホームセンター「ビバホーム」「ムサシ」を中心に販売されています。2024年9月の分社化により、現在はアークランドサカモト株式会社が卸売や供給を担い、ホームセンターだけでなくECや他販路でも展開が広がっています。
評判としては「DIYには十分な性能、プロ用途には物足りない」という声が多く、特に価格の手頃さと共通バッテリーの利便性は高く評価されています。一方で、重量感やバッテリー持続時間、耐久性については課題も指摘されており、長時間作業や現場での本格使用には不向きといえるでしょう。
また、WIZ’Aは電動工具にとどまらず、ツールボックスやシステムキャリーなど収納・運搬アイテムも展開。工具とまとめて揃えることで作業環境を効率化できるのも特徴です。
総じて、WIZ’Aは「気軽にDIYを始めたい人にとって頼れるホームセンターブランド」と位置づけられます。大手ブランドほどの性能を求めないなら、手頃な価格で実用的な工具がそろうWIZ’Aは、十分に選択肢となります。
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