「スーパーゼネコン勤務の彼氏と結婚は、やめたほうがよい。」
そんな言葉を耳にして、不安になったことはありませんか?
スーパーゼネコンといえば、言わずと知れた超大手建設会社。年収も高く、福利厚生も手厚く、世間的には“勝ち組企業”の代表格です。婚活市場でも人気が高く、「理想の結婚相手」として注目されるのも納得です。
しかし実際に付き合ってみると、想像以上に忙しい、出張ばかり、連絡がつかない…。「本当にこの人と結婚して大丈夫かな?」と感じる場面も少なくないかもしれません。
この記事では、スーパーゼネコン勤務の彼氏と結婚する前に知っておきたい「リアルなメリット・デメリット」をはじめ、年収、働き方、モテ事情、婚活市場での評価まで幅広く解説します。また、実際に筆者が取引している大手ゼネコン勤務の方々のリアルな声も交えながら、判断材料としてお届けしていきます。
記事のポイント
- スーパーゼネコンとは
- スーパーゼネコンの彼氏との結婚
- メリット・デメリット
- どんな人がゼネコン男子の彼女に向いてる?
この記事を書いた人

事務員たなか(@tanaka_kodozimu)
建設業事務員のたなか(@tanaka_kodozimu)です。
元SEで安全書類作成をメインに、経理・総務・人事・IT土方なんでもやっています。
子ども二人の限界主婦。事務作業や子育てが少しでも楽になる情報を発信しています。
目次
スーパーゼネコン勤務の彼氏について

- スーパーゼネコンとは?
- スーパーゼネコンで働く人たちってどんな人?
- ゼネコン男子の特徴|モテる?結婚相手向き?
スーパーゼネコンとは?

「スーパーゼネコン」とは、日本国内に多数あるゼネコン(General Contractor:総合建設会社)の中でも、年間売上高が1兆円を超える規模を誇る大手企業群を指します。
2025年時点で、以下の5社が「スーパーゼネコン」と呼ばれています。
スーパーゼネコン5社
- 鹿島建設
- 大成建設
- 大林組
- 清水建設
- 竹中工務店
これらの企業は、国土交通省や地方自治体、大手民間企業などから超大型プロジェクトを受注しており、都市再開発、高速道路、ダム、空港、スタジアム、再生エネルギー設備など、あらゆる分野で日本のインフラを支える存在です。
技術力・施工実績・資本力において他の建設会社を圧倒しており、業界内でも「別格」の扱いを受けています。
そのため、就職先としても非常に人気が高く、年収水準や福利厚生の手厚さも相まって、社会的ステータスの高い企業群と言えるでしょう。
ただし、規模が大きいぶんプロジェクトも長期かつハードであることが多く、転勤・出張・残業も多い業種であるという現実もあわせて理解しておく必要があります。
ゼネコン各社の売上ランキングはコチラ!
スーパーゼネコンで働く人たちってどんな人?

スーパーゼネコンで働く人たちは、全国および海外の大規模プロジェクトに関わることが多く、総合職として多様な職種に就いているのが特徴です。施工管理・設計・設備・事務系・営業・企画など、業務内容は幅広く、それぞれの専門分野で実力が求められます。
採用時点での競争率も高く、総じて学歴が高い人が多い傾向にあります。国公立大学や難関私立大学出身者も多く、学生時代からしっかりキャリアを意識して就職活動をしてきた人が多数派です。
働き方は職種にもよりますが、現場勤務になると早朝出勤や長時間労働、全国転勤・長期出張などが日常的になります。ひとつのプロジェクトに数年単位で関わることもあり、単身赴任となるケースも珍しくありません。
忙しい時期には休日も取りづらく、家庭との両立が難しいと感じる場面もあるため、ライフスタイルを理解したうえで関係を築いていくことが大切です。
ゼネコン男子の特徴|モテる?結婚相手向き?

ゼネコン男子、特にスーパーゼネコンに勤務している男性は、「安定した職業に就いている」という点で、婚活市場では常に人気の高い職種のひとつです。年収が高く、福利厚生も手厚いため、「結婚相手として安心できる」「親にも紹介しやすい」という声も多く聞かれます。
ただし、勤務形態はハードで、平日は朝早くから夜遅くまでの勤務が続き、休日出勤や長期出張、全国転勤もあるのが現実です。連絡がつきにくかったり、デートの予定が立てにくいといった難しさもあるため、「付き合ってからイメージと違った」と感じる方もいるかもしれません。
モテる要素がある一方で、プライベートの時間が限られるぶん、恋愛や結婚に対して慎重なタイプが多いという特徴も。忙しい毎日の中でも、結婚を見据えたパートナーとして信頼できるかどうかが、彼らにとっての大きな判断基準になるでしょう。
安定性や真面目さを重視する人には向いていますが、「常に一緒にいたい」「細やかな連絡が欲しい」というタイプの方には合わない可能性もあります。
スーパーゼネコン男子との結婚について

- スーパーゼネコンの年収は?ゼネコン男子と結婚するメリット
- スーパーゼネコン彼氏との結婚、気をつけたいデメリット
- ゼネコン男子との結婚、向いているのはこんな人
- スーパーゼネコン男性との出会い方・婚活のコツ
- 筆者が感じたスーパーゼネコン勤務の男性のリアル
スーパーゼネコンの年収は?ゼネコン男子と結婚するメリット

スーパーゼネコン勤務の男性と結婚するメリット
- 経済的な安定
- 福利厚生の充実
- 社会的信用
- 責任感が強い・計画性がある・頭が良い・努力家・社交的
スーパーゼネコンに勤める男性と結婚する最大のメリットは、やはり「経済的な安定」です。
企業規模が非常に大きく、上場している会社も多いため、収入水準が全体的に高め。30代で年収700〜900万円以上、40代以降では1,000万円を超えることも珍しくありません。
会社名 | 平均年収 | 30歳平均年収 |
鹿島建設 | 1,256万円 | 904万円 |
大林組 | 1,066万円 | 797万円 |
大成建設 | 1,117万円 | 896万円 |
竹中工務店 | 1,077万円 | 753万円 |
清水建設 | 1,064万円 | 774万円 |

このように見ると、建設業すごいですね…
また、福利厚生が充実しており、住宅手当や家族手当、退職金制度、財形貯蓄、育児休業制度なども整備されています。共働き希望の家庭にとっても安心できる環境が整っている企業がほとんどです。
さらに、職業としての社会的信頼性が高く、両親や親族からの印象も良い傾向があります。「安定企業に勤めている=将来を託しやすい」という評価は根強く、婚活市場でも人気が高い理由の一つといえるでしょう。マイホームの購入時に住宅ローンを組みやすいなど、社会的な信用力の高さも際立っています。
仕事柄、計画性や責任感が求められるため、家庭においても誠実で堅実なパートナーになりやすいという面もあります。そもそもスーパーゼネコンに入社するには、一定以上の学歴や専門知識が求められるうえ、倍率の高い採用試験を勝ち抜く必要があります。そうした環境で活躍している人は、努力家で頭の回転が速く、社交性や対人能力にも長けた人が多いのも特徴です。
経済面・制度面・社会的信用に加え、こうした人柄・資質の面でも、結婚相手としてのメリットは非常に大きいといえるのではないでしょうか。
スーパーゼネコン彼氏との結婚、気をつけたいデメリット


スーパーゼネコン勤務の男性と結婚するデメリット
- 全国転勤や長期出張が多い
- 繁忙期は、一緒にいる時間が少なくなる
- 男性本人が心身ともに疲弊してしまう可能性
一方で、スーパーゼネコン勤務の彼氏と結婚するにあたっては、働き方に由来するいくつかのデメリットも理解しておく必要があります。
まず最も大きいのが、全国転勤や長期出張が多いことです。特に施工管理や現場監督などの職種に就いている場合、1つの現場に数年単位で常駐し、工事が完了すると次の地域へ異動というサイクルが一般的です。スーパーゼネコンは扱う工事の規模が非常に大きいため、1つのプロジェクトにかかる期間も長期化する傾向があります。家庭の事情によっては単身赴任になることもあり、夫婦間のコミュニケーションや育児・家事にも支障が出るケースもあります。
また、平日の残業・休日出勤が多く、プライベートの予定が立てにくいという声も多いです。共働き家庭で育児や家事の負担を分け合いたいと考えている人にとっては、期待とのギャップを感じやすい点かもしれません。プロジェクトの繁忙期には物理的に一緒にいられる時間が少なくなり、結婚生活を長く続けるうえで大きな課題となることもあるでしょう。
日々の激務や責任の重さから、男性本人が心身ともに疲労を抱えることも珍しくありません。
健康管理やメンタル面への配慮が必要になることもあり、パートナーとして支える側にとっても大きな負担となる場合があります。
とはいえ、こうした労働環境については、今後改善されていく兆しもあります。
2024年4月からは、建設業にも時間外労働の上限規制(いわゆる“2024年問題”)が適用され、長時間労働に一定の歯止めがかかるようになりました。月45時間・年360時間が原則となります。これにより、現場ごとの労務管理が厳格化され、長期的には働き方が見直されていく可能性も期待されています。
まだ過渡期ではありますが、「忙しすぎる」という従来のイメージが、今後少しずつ変わっていくかもしれません。
※参考:厚生労働省「建設業「時間外労働の上限規制」のポイント」
ゼネコン男子との結婚、向いているのはこんな人
スーパーゼネコン勤務の男性との結婚は、経済的な安定や社会的信用といったメリットが非常に大きい一方で、忙しさ・転勤・すれ違いの生活といった現実的な課題も多く存在します。
特に施工管理職などの場合、長期出張や単身赴任が当たり前の働き方であり、「一緒に過ごす時間」よりも「離れている時間」のほうが長くなることも。相手の忙しさに寂しさを感じたり、自分の生活リズムが乱されたりと、想像以上に柔軟性が求められる結婚生活になる可能性があります。
だからこそ、
- 相手を信頼して支えられる人
- 自分自身の時間も大切にできる人
- 共働きや育児を長期目線で考えられる人
こういったタイプの人にとっては、スーパーゼネコン男子はとても良きパートナーになり得ます。
一時的な華やかさや条件面だけでなく、「どんな生活スタイルが自分に合うのか?」という視点で相性を見極めることが、長く続く結婚生活においては何より大切です。
結婚は“生活”であることを忘れず、冷静に、現実的に判断していきましょう。
スーパーゼネコン男性との出会い方・婚活のコツ


スーパーゼネコン勤務の男性と出会いたいと考えたとき、まず意識したいのは彼らの多くが“出会いの場”に乏しい環境にいるということです。現場に常駐していたり、出張や残業で多忙な毎日を送っているため、自然な出会いの機会は非常に限られています。
出会いたい場合は、婚活アプリ・結婚相談所の活用が効果的です。特に30代のスーパーゼネコン男性は、真剣に結婚を考えている人も多く、登録しているケースがあります。
また、取引先企業や大学の同窓会、業界交流会、社外の勉強会などもチャンスになり得ます。彼らの多くは社外での交友関係が狭くなりがちなので、信頼できる人の紹介から関係が発展するケースも多いです。
ただし、仕事中心のライフスタイルであることは変わらないため、「忙しさを受け止められるか」「生活リズムに歩み寄れるか」といった姿勢が、関係を築くうえで大きなポイントになります。
筆者が感じたスーパーゼネコン勤務の男性のリアル
実際に大手・準大手ゼネコン各社と取引がある中で感じるのは、やはり「とにかく忙しい人が多い」ということです。プロジェクトの規模や責任の重さもあり、日常的に多忙を極める方が多く、結婚していても数年単位で単身赴任しているケースは珍しくありません。
現在は労働時間管理も厳しくなっていますが、以前は帰宅後に自宅で仕事をしていたという話も耳にします。
それでもなお、仕事に対して高い向上心を持ち、学び続けている姿勢は共通していて、「施工管理だけにとどまらず、広い視野で行動している」印象を受けます。
また、筆者の父も準大手ゼネコン出身ですが、当時は今以上に働き方が厳しく、私が幼かった頃、父が私の就寝前に帰宅する日はほとんどなかったことをよく覚えています。
こうした経験を通じて感じるのは、スーパーゼネコン勤務の男性は、能力や努力に裏打ちされたプロ意識の高い人が多いということ。その一方で、結婚生活においては距離や時間のギャップをどう埋めていくかが大きな課題になるのも事実です。



結局は、忙しくても一緒に頑張っていこうと思える人かどうかってことが一番重要だと思います。
総括:【やめとけ?】スーパーゼネコン彼氏と結婚する前に知っておくべき現実と後悔しないための選択
スーパーゼネコン勤務の男性との結婚は、年収や社会的信用、福利厚生といった「安定した生活」を実現しやすいという大きな魅力があります。その一方で、全国転勤や出張、長時間労働といった働き方の厳しさから、結婚生活においては物理的な距離や時間的なすれ違いをどう乗り越えるかが重要なテーマになります。
特に施工管理など現場職の場合は、家族との時間が限られたり、単身赴任が続いたりと、パートナーとしての支えが求められる場面が多くなります。また、本人の心身の健康面に配慮が必要になることもあり、生活リズムや将来設計を一緒に考えていく柔軟性が必要です。
安定した職業であることに間違いはありませんが、「理想の条件」だけで決めてしまうと、後々ギャップに苦しむ可能性もあります。結婚を考える際は、仕事や価値観、ライフスタイルまで含めて相性を見極めることが、長く幸せな関係を築くためのポイントといえるでしょう。
あわせて読みたい




事務未経験でパソコンもできない方必見!事務員になるために最低限やるべきこと
パソコンが苦手だけど、事務仕事がしたい。もう立ち仕事はうんざり。一般事務って融通が利きそう。という、わたし事務員たなかと同じように考えている方、多いと思いま…
あわせて読みたい




【建設業経理士2級は意味ない?】合格率やゼロから独学合格するための勉強法を徹底解説!
建設業界でのキャリアアップを目指す方や転職活動中の方にとって、「建設業経理士」という資格は非常に有力な選択肢の一つです。しかし、中には「建設業経理士は意味が…
あわせて読みたい




【令和7年改正】専任監理技術者の金額要件が変更!特定建設業許可・施工体制台帳等の最新改正内容も解説
令和7年2月より、監理技術者の金額要件をはじめ、特定建設業許可や特定専門工事の対象工事など、建設業に関わる各種要件が見直されました。 これにより、特定建設業許可…