近年Amazonなどで見かける「SENTOOL(センツール)」という電動工具ブランド。
価格が手頃でラインナップも広く、「どこの国の会社なの?」「使っても大丈夫?」と気になって検索する方も多いようです。しかし、公式ホームページや会社概要の情報は見つからず、実態はなかなか見えにくいのが正直なところ。
本記事では、販売業者や会社形態を調べ、SENTOOLの評判や代表的な工具(電動ドライバー・電動ノコギリ・グラインダーなど)について整理しています。
記事のポイント
- SENTOOLとはー会社概要ー
- SENTOOLはどこの国の工具?
- どんな人におすすめ?
- SENTOOLおすすめの工具
- バッテリーの互換性
この記事を書いた人

事務員たなか(@tanaka_kodozimu)
建設業事務員のたなか(@tanaka_kodozimu)です。
元SEで安全書類作成をメインに、経理・総務・人事・IT土方なんでもやっています。
子ども二人の限界主婦。事務作業や子育てが少しでも楽になる情報を発信しています。
目次
SENTOOLはどこの国のブランド?会社概要はどこで見れる?

- SENTOOLとは?どこの国のブランド?
- SENTOOLの会社概要と販売業者
- SENTOOLの評判は意外と高評価?軽くて小型、日常作業に必要十分
- 主なラインナップと特徴
- SENTOOLはどこで買える?Amazon専売ブランドの価格帯を解説
- バッテリー互換性について|アイリスオーヤマ・マキタとの関係
SENTOOLとは?どこの国のブランド?

SENTOOL(センツール)は、Amazonを中心に電動工具やアクセサリーを展開しているブランドです。公式の企業ホームページや会社紹介ページは見当たらず、情報源はほぼECモール内に限られています。販売業者としては「センツール電動工具専門店」が登録されており、住所は中国・浙江省の寧波市と記載されています。
つまり、SENTOOLは日本の大手メーカーのように「メーカー=製造・販売・保証」という構造を持つブランドではなく、中国の工場などで生産された製品に独自のブランド名を付け、販売業者が流通と保証を一手に担っていると考えるのが自然です。このような仕組みは中国発のOEMブランドに典型的であり、アフターサービスの窓口が「メーカー」ではなく、販売者に依存している点も特徴といえるでしょう。実際、同じ寧波を販売拠点にするDayPlusなどの例を踏まえると、SENTOOLもOEM生産をベースに流通させている可能性が高いと推測されます。
とはいえ、「中国ブランド」と断定できるだけの一次資料はなく、公開情報はあくまで販売業者の住所記載にとどまっています。
DayPlusについて詳しくはコチラ!
SENTOOLの会社概要と販売業者

SENTOOLの販売者として登録されているのは「センツール電動工具専門店」で、所在地は 中国・浙江省寧波市と明記されています。住所の表記こそあるものの、日本国内の会社ホームページ等は確認できず、企業概要や沿革といった情報は公開されていません。
販売体制の特徴としては、商品ページや販売元情報に依存している点です。保証や問い合わせ先も「メーカー窓口」ではなく、あくまで出店者である販売業者が担っています。これは大手工具メーカーが全国にサービス網を持つ形態とは大きく異なります。
販売形態としては、低価格帯のDIY向け工具を通販を中心に展開しており、ユーザー評価も「安さで十分」とする声と「耐久性に物足りなさを感じる」という声に分かれるのが実態といえるでしょう。
SENTOOLの評判は意外と高評価?軽くて小型、日常作業に必要十分

SENTOOLのレビューを見ていくと、想像以上に高い評価を得ている点が目立ちます。とくに「軽くて小型」「扱いやすい」「女性でも片手で操作できる」といった声が多く、家具の組み立てや日常的なちょっとした補修作業で重宝しているユーザーが多いようです。面倒に感じがちなネジ締めや簡単な切断作業が楽になり、「必要十分の性能」と表現する口コミも少なくありません。
一方で、価格が安い分、耐久性や連続使用には不安を感じるユーザーもおり、「プロの現場で酷使するには不向き」との意見は根強いです。また、保証やアフターサービスは大手メーカーのようなサポート網ではなく、Amazon販売者に依存している点も留意しておく必要があります。
総じて「プロ用にはやや物足りないが、家庭でのDIYや日常作業には十分に使える」というのが現時点でのSENTOOLの評判です。価格だけでなく“軽さと扱いやすさ”が高く評価されている点は、他の低価格ブランドとの差別化ポイントといえるでしょう。
主なラインナップと特徴

SENTOOLの製品は、いずれも家庭用やDIY用途を意識した低価格帯が中心です。ラインナップは幅広く、電動ドライバーやノコギリ、グラインダーといった基本的な電動工具を一通り揃えています。ここでは代表的な製品を紹介します。
主なラインナップと特徴
- 軽量で扱いやすい|SENTOOLの電動ドライバー
- DIY入門に最適|SENTOOLの電動ノコギリ
- 金属加工も研磨作業もこなせる|SENTOOLのグラインダー
軽量で扱いやすい|SENTOOLの電動ドライバー
SENTOOLの中でも特に人気があるのが小型の電動ドライバーです。
3.6Vや7.2Vといったエントリーモデルを揃え、USB-C充電に対応するなど現代的な仕様になっています。重量も300〜400g程度と非常に軽く、片手でラクに扱えるのが魅力。家具の組み立てやちょっとしたネジ締めといった日常作業には必要十分のパワーで、女性ユーザーや電動工具を初めて使う人にも好評です。
LEDライトが内蔵されているモデルも多く、暗い場所や手元が見えにくい環境でも作業がしやすいと好評です。口コミでは「夜に作業してもネジ穴がはっきり見える」「女性でも片手で扱えて便利」といった評価が目立ち、日常使いには必要十分な性能といえるでしょう。
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DIY入門に最適|SENTOOLの電動ノコギリ
SENTOOLの電動ノコギリは、AC100V駆動で350Wクラスの出力を持つレシプロソータイプです。
木材や塩ビパイプの切断に対応し、DIY用途には必要十分な性能があります。レビューでは「音は大きめだがパワーはしっかりしている」「DIY入門機としてコスパが良い」との声が多く、実際に庭木や粗大ごみの切断などの日常的な作業で活躍しているようです。
価格も5,000円以下で購入でき、同価格帯の工具と比較しても十分に実用性があると評価されています。これからDIYを始めたい人にとって、安心して選べるエントリーモデルといえるでしょう。
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あわせて、SENTOOLでは丸ノコ(電動丸鋸)も販売されており、こちらも「軽量で作業しやすい」「DIY向けなら十分な切断力がある」と人気があります。特に木材加工をメインにする人からは「この価格帯なら満足度が高い」との口コミも目立ちます。
一方で、一部のレビューでは「初期不良があった」「耐久性に不安を感じる」といった声も見られ、星1の低評価につながっているケースもあります。価格を考えれば致命的ではないものの、個体差がある点は頭に入れておくと安心です。
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金属加工も研磨作業もこなせる|SENTOOLのグラインダー
SENTOOLのグラインダーは、【1台で5役】──研磨・バリ取り・仕上げ・サビ落とし・切断に対応できる万能モデルとして人気を集めています。600Wのハイパワーモーターを搭載し、さらに7段階の変速機能を備えているのが特徴。作業内容や素材に応じて回転数を調整できるため、金属の切断はもちろん、繊細な研磨や表面仕上げにも使いやすいと評判です。
レビューでは「サビ落としから仕上げまで幅広く使える」「変速があるから研磨がしやすく便利」といった声が多く、DIY用途では十分な性能を発揮しています。価格も4,000〜5,000円台と手に取りやすく、同価格帯の製品と比べても機能面で優れている点が支持されているようです。家庭の作業場に1台あれば、幅広い用途に対応できる頼れるツールといえるでしょう。
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SENTOOLはどこで買える?Amazon専売ブランドの価格帯を解説

SENTOOLの工具は、基本的にAmazon内の「センツール電動工具専門店」で販売されています。楽天市場やその他通販サイトでも一部取り扱いがありましたが、実店舗での販売確認はとれておらず、事実上通販ブランドといえるでしょう。
価格帯はDIY入門者でも手を出しやすい低価格レンジに設定されています。口コミでも「この価格なら十分」「同価格帯の工具と比べても扱いやすい」といった評価が目立ち、コストパフォーマンスの高さが支持されています。一方で、保証や修理対応はAmazon販売者経由となるため、大手メーカーのような手厚いサポートを期待する人には不向きです。
SENTOOLは“Amazon専売で買える低価格DIYブランド”という立ち位置にあり、手軽に電動工具を導入したいユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。
バッテリー互換性について|アイリスオーヤマ・マキタとの関係
SENTOOLを検索すると「アイリスオーヤマのバッテリーと互換性があるのでは?」という噂を目にすることがありますが、公式情報としてそのような互換性が明記されているわけではありません。
一方で、SENTOOLの商品には「マキタ18Vバッテリーと互換性あり」と記載されたモデルも複数存在します。「SENTOOL 4.0Ah 18Vバッテリー」は、実際にマキタ工具で問題なく使用できたというレビューも多く、一定の互換性があることがうかがえます。
ただし、すべての製品が対象ではなく、あくまで特定のモデルに限られる点には注意が必要です。利用する際は自己責任となるため、購入前に商品ページの記載やレビューをよく確認し、自分の用途に合っているかを慎重に判断するのが安心です。
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総括:
SENTOOLは、中国・寧波を拠点とする販売事業者がAmazonを中心に展開していると考えられるブランドです。国内大手メーカーのように自社工場やサービス網を前面に出すタイプではなく、いわゆるモール専売型のOEMブランドとみられます。
評判を見てみると、軽量・小型で扱いやすい点や、日常のDIYには十分な性能といった高評価が目立ちます。とくに電動ドライバーやサンダーは「女性でも扱いやすい」「面倒な作業が楽になった」との声が多く、入門用ツールとしては安心して使えるレベルといえるでしょう。一方で、耐久性やサポート体制については販売者依存のため、プロの現場で酷使するには不安が残るとの意見も見られます。価格帯は3,000〜5,000円台が中心で、手に取りやすいのも魅力です。
SENTOOLは、“コスパを重視してDIYを楽しみたい人”には十分おすすめできるブランドです。プロ仕様の耐久性や充実したサポートを求める人には向かないものの、低価格で手軽に電動工具を導入したい方にとっては魅力的な選択肢となるでしょう。
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