【限界主婦】保育参観が面倒臭いと感じる理由と対処方法

保育参観は、働く親御さんにとって、子どもが普段過ごす場所を見学できる貴重な機会です。忙しい保育士の方が色々な工夫をして準備してくださっているとは理解しているものの、日々忙しない時間を送っている親御さんにとっては「面倒」だと感じてしまうこともあるでしょう。

先生たちがせっかく用意してくれているのに面倒とは何事？子どもが普段どういう風に過ごしているのか気にならないのか？といった当たり前の気持ちも心の片隅にあるので、余計に「面倒」と思う気持ちが悪いことと思って苦しくなる場合があります。
今回は、なぜ面倒だと思うのか？から少しでも保育参観に足が向くような記事をお届けします。

何故保育参観は面倒なのか？

大切なわが子の成長を実感でき、日ごろお世話になっている保育士の先生たちとコミュニケーションを図れる場である保育参観。感謝こそすれど面倒と思うのは親失格なのでは？と思ってしまう真面目で優しいお父さんお母さん。ご安心ください。人間だもの、面倒という感情を持ったって良いではありませんか。

時間の制約

保護者にとって、仕事や家事、生活の中で保育参観に割く時間を確保するのが難しい場合があります。特に、忙しいスケジュールを抱えている場合や、子どもの体調不良等で既に有給休暇をたくさん使っている場合、元気に保育園に行ける日にわざわざ休みを取ることが勿体ないと感じてしまいます。

園によって保育参観のスケジュールはいろいろですが、我が子が通っている保育園の場合、平日午前中に保育参観があり、参観が終わり次第子どもと帰宅するというのが暗黙のルール。つまり、一日休みを取らなければならない！しかも年二回！

どうしてもの場合は、午後保育を頼むことも可能ですが、ほとんどの子供たちが親と帰る中、お父さんお母さん達と離れ泣き叫ぶ子供たちを見ていると、そのまま仕事に行きづらいのも現実です。

仕事や家事の負担

保育参観に参加するためには、仕事や家事を調整しなければならないため、その手間が大きな負担に感じることがあります。特に、複数の子どもを抱える家庭では、小学校の授業参観と保育参観がかぶる場合や、二日連続で参観日なんていう場合あり、スケジュール調整に非常に悩みますよね。

父母揃って参加できたり、父母交互に参加できたりするご家庭は羨ましい限りですが、有給残も少なく仕事と子ども行事との瀬戸際でギリギリ闘っている親御さんは、父母どちらかに負担が偏ってるかと思いますので、さらに負担要素が増えるのは気が引けるのも頷けます。

他の保護者との関係

保育参観では、他の園児の保護者も大勢参加します。園によっては懇談会が設けられている場合も多く、「育児で悩んでいること」や「子供の特技」等を発表し合い、コミュニケーションを図るケースが多いです。

子ども同士仲良しな保護者の方には軽い挨拶程度しておくべきとは思いますが、保育園は朝も帰りも時間が違えば会わないことがほとんどなので、正直顔も知らないお友達もいます。その子の親ともなるともっと分からない…。お互いこのような状況なので、何をしゃべったら良いのかギクシャクしてしまうのも無理有りません。

普段の様子を見られるわけではない

最後はこちらです。
親が来ると分かると、園児はもちろん先生方の雰囲気も変わります。なので、普段の様子が見られるというわけではありません。

前回参加した保育参観では、親子で一緒に体を使って遊びましょう！といった「親子ふれあいタイム」が保育参観の内容でした。その時間自体は非常に楽しく、親も園児も笑顔で溢れていたのですが、これ保育参観でやる意味あるのかな？という気持ちが心によぎりました。

普段、幼稚園よりも親と離れる時間が長いので、親とのふれあいの大切さを保育園を通して学ぶ時間なんだなというのは重々承知です。保育士さんも色々思うこともあったり考えてくださってるんだなとも思います。が、休みを取ってまでやることなのかという思いも正直なところです。

保育参観の目的

共働き世帯にとって時間の調整が難しい保育参観ですが、実施する意義も大いにあります。

子どもの成長や発達を把握すること

保護者が保育参観に参加することで、子どもが日々どのような活動や環境で成長しているかを直接見ることができます。家での様子と園での様子は異なる場合も多く、子どもの発達や興味・関心、性格などを把握するきっかけともなります。

子どもが楽しんでいる活動や興味を持っていることに気付くことで、家庭でのサポートや関わり方を工夫することができます。

保護者と保育園とのコミュニケーションを促進すること

保育参観は、保護者と保育園の間でのコミュニケーションを深める重要な時間です。保護者は保育園の先生やスタッフと対面し、子どもの様子や日常生活について話し合うことで、信頼関係を築くことができます。忙しい親御さんも多いことから、普段は朝帰りのコミュニケーションがほとんどとれないケースも多いです。

大切なわが子を親以上に見ていてくれる保育士さんと、少しでもコミュニケーションをとっておいた方が、我が子のためになるのは明らかですね。

また、保育のプロに育児の悩みを聞いてもらうこともできます。初めて育児をする人やワンオペ育児で疲弊知る人、日常の些細な困ったについて「何でも相談してくださいね！」と言ってくださる園がほとんどです。

お父さんお母さんの心のよりどころにもなってくれるのが保育園ですから、気負わず色々相談してみるのも良いと思います。

注意点や連絡事項の共有

園生活を送る中で、保護者に注意してほしい点や持ち物等の再確認・月齢に沿ったお家での取り組み等の連絡をされる場合も多いです。トイトレや箸の使い方、うがいの仕方といった基本的な生活習慣について、状況の確認を行うケースもあります。

保育参観が面倒だと感じたときの対処法

保育参観が面倒だと感じることはありますが、子供の成長や発達にとって重要な活動です。
面倒だと思ってしまう自分をあまり責めずに、少しでも前向きに保育参観に参加できるよう、以下の方法を試してみてください。

目的を明確にする

保育参観の目的を明確にしましょう。子供の成長や学びを見るための貴重な機会であることを思い出し、それを心に留めて参観に臨みます。

同じ年齢の他の子どもと仲良く遊んでいるか？先生の話をきちんと聞けているか？親としては心配なことも多いでしょう。そういった心配事を目で確かめる貴重な機会であることを再認識すると良いかもしれません。

また、保育参観後、子どもと保育園の話題が出来ることも目的のひとつといえます。たくさん子どもを褒め、励まして、子どもと笑顔を共有しましょう。
お子さんも保育園生活を頑張っています。それを改めて実感できる良い機会になりますよ。

前向きな姿勢を持つ

イベントごとは面倒だと感じることも多いかもしれませんが、前向きな姿勢で参観に臨むことで、楽しい時間に変わる可能性があります。子供の成長や活動に少しでも興味を持つことで、活動が有意義になるかもしれませんよ。

他の保護者との交流

参観の際に他の保護者と交流することで、共通の経験や感情を共有し、お互いに支え合うことができます。同じような悩みや感情を抱えている人がいることを知ることで、気持ちが楽になるかもしれません。

むやみにママ友を作った方がよいとは思いませんが、同じ悩みを持った者同士うまくいくこともあるかもしれません。あまり気負いせず、会話してみるのはいかがでしょうか。

まとめ

保育参観が面倒だと思ってしまう気持ち、痛いほどよくわかります。
子供の成長を見る場であり、"楽しまなければならない"といった世間の常識が見えないプレッシャーになっている親御さんもいるかと思います。面倒だと思ってしまう気持ちを否定せず、「仕事の調整も他社との関わりも大変だけど、行ってみるか。」くらいの軽い気持ちで参加してみてください。

案外行ってみると時間はあっという間です。
保育参観を頑張った日は、お子様はもちろん親御さんも、家事を手抜きしたり、美味しいものを食べたりしてご褒美をあげると良いと思います。