前回、グリーンサイトでの送り出し教育実施日の登録方法について解説しました。しかし、協力会社では「送り出し教育日」を設定できないパターンがあるようです。また、送り出し教育日の他に「受入教育日」という項目もあります。今回は協力会社が送り出し教育日・受入教育日を設定しなければいけないパターンについて解説していきます。

たなかさ~ん!
送り出し教育日と受入教育日確認してください!



教育日増えた……??
この記事を書いた人


事務員たなか(@tanaka_kodozimu)
建設業事務員のたなか(@tanaka_kodozimu)です。
元SEで安全書類作成をメインに、経理・総務・人事・IT土方なんでもやっています。
子ども二人の限界主婦。事務作業や子育てが少しでも楽になる情報を発信しています。
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目次
送り出し教育とは


送り出し教育とは、新しく現場に入場する作業員に対して、その現場特有のルールや作業環境、危険要因などを 現場に入る前に事業主が行う教育のことです。労働安全衛生法の趣旨に沿った取り組みであり、作業員が安全に業務を行うための第一歩となります。
基本的には 事業主本人またはその代理人(安全管理者、安全衛生責任者、職長など) が実施しますが、二次・三次協力会社など教育体制が整っていない場合には、上位の協力会社が下請け作業員をまとめて実施することも可能です。これは法的にも問題なく、実務上よく行われています。
事故やトラブルを未然に防ぎ、作業員が現場でスムーズに対応できるよう支援することが送り出し教育の根本的な目的です。さらに、現場入場当日に行われる「新規入場者教育」を補完し、教育時間を短縮する役割も担っています。



つまり、送り出し教育と新規入場者教育は別のものです。
受入れ教育とは


受入れ教育とは、送り出し教育よりもさらに詳しく、現場の具体的な状況やルールを説明し、作業員の健康状態を確認する教育です。主に元請企業が協力会社の作業員に対して実施します。
新規入場者教育と同じ内容として扱われるケースも多いですが、次のように区別している現場もあります。
- 受入れ教育:あらかじめ入場が決まっている作業員に対して、一斉に行う教育
- 新規入場者教育:工事途中で交代要員や増員など、新たに入場する作業員に対して行う教育
この呼び方や内容の区分は、元請企業や現場によって異なるため、厳密な定義があるわけではありません。「受入れ教育」と「新規入場者教育」をまとめて実施する場合も少なくないので、現場のルールや元請の指示を確認することが大切です。
送り出し教育日・受入教育日が設定できない場合
出典:グリーンサイト
協力会社であるあなたの会社が グリーンサイト上で「送り出し教育日」を登録できない場合、それは元請企業が登録するように設定されているためです。
「送り出し教育日」や「受入教育日」の登録を 元請企業が行うのか、協力会社が行うのか は、プロジェクト立ち上げ時に元請企業があらかじめ設定します。そのため、もし登録ができない状態であれば、無理に対応する必要はなく、そのままで問題ありません。
一般的な運用としては、
- 送り出し教育:下請負企業(協力会社)の事業主または代理人が実施することが多い
- 受入教育:元請企業が協力会社の作業員に対して実施することが多い
このため、グリーンサイト上でも 「送り出し教育日」は協力会社が登録するように設定されるケースが多いのが実情です。



協力会社である弊社も、何度となくグリーンファイルを作成してきましたが、受入教育実施日を登録したことはないです。代わりに送り出し教育実施日の登録はほぼ毎回しています。
元請企業側の設定では、「送り出し教育日と受入れ教育日を同日にする」なんていう詳細な設定もあるようです。この場合は、送り出し教育日を設定した段階で、同じ日付が受入れ教育実施日にも登録されます。
元請企業の設定状況を協力会社はみることができないので、もしどうしても操作に関して不明な場合は元請企業やグリーンサイトヘルプデスクに問い合わせてみてください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
グリーンサイトは便利な反面、機能が多く使い勝手を覚えるまで時間がかかると思います。
送り出し(受入)教育実施日は、設定しなくとエラーが発生したりアラートが通知されたりということがないので(新規入場者アンケートを出力するときは、アラートあります。)登録を忘れてしまうケースが多いです。グリーンファイルを新たに登録したら、忘れずに教育日を登録するようにしましょう!



必須入力にしてもらえると忘れないんだけどなー。そういう設定には現時点ではなっていないようです。
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