工具選びは、プロでも迷うもの。とくに電気工事やDIYで頻繁に使う圧着工具やペンチは、手にしっくりくるかどうかで作業効率が大きく変わってきます。
そんな中、「ツノダ」という名前を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
新潟県三条市に本社を構える日本の老舗工具メーカーで、質実剛健な作りと、日本人の手になじむ繊細な設計が特徴です。プロの電気工事士からも信頼されており、「次もツノダで」とリピートする人も少なくありません。
本記事では、そんなツノダ工具の評判や、特に人気の圧着工具・ペンチ類の魅力や選び方、他社製品との違いまで、わかりやすく解説します。これから工具を買う方も、ツノダをもっと深く知りたい方も、ぜひ参考にしてください。
記事のポイント
- ツノダとは
- 電気工事士試験に対応したJIS適合の圧着工具を探している人
- 特徴やおすすめ工具
- 口コミ・評判
目次
ツノダ工具って実際どうなの?評判や選ばれる理由を徹底解説!

- ツノダはどんなメーカー?|“手に伝わる品質”を追求する国産工具ブランド
- なぜ電気工事士に人気?現場&試験でツノダが選ばれるワケ
- ツノダの圧着工具の評判と特長|軽さと精度でプロも納得の仕上がりに
- リングスリーブ圧着工具の選び方とおすすめモデル|ミニタイプや代用品はアリ?
- ツノダのペンチの評判とおすすめモデル|精度・切れ味・握り心地が段違い
- 口コミから見えたツノダ工具のメリット・デメリット|リアルな評価を総まとめ
ツノダはどんなメーカー?|“手に伝わる品質”を追求する国産工具ブランド

ツノダ株式会社は1964年に創業し、新潟県燕三条に本社・工場を構える国産工具メーカーです。ニッパーやペンチ、圧着工具など、手に握って使う工具に特化しており、「使う人の手の一部になるような感覚」を追求する姿勢が、公式サイトでも明言されています。
特徴的なのが、鍛造から熱処理、研削加工、組み立て、仕上げまでを国内で一貫して行う生産体制。高周波焼入れした刃をさらに職人が手作業でヤスリを使って研ぎ上げることで、切れ味や耐摩耗性、操作性にこだわった製品づくりを行っています。この“ひと手間”が、量産品とは一線を画す「フィット感」や「使っていて気持ちいい」使用感につながっています。
また、設計面でもツノダは妥協しません。パワーシリーズに搭載されている偏心テコ構造は、刃元から支点までの距離を調整することで、従来品より切断力を約30%UP。軽く握るだけで、太い線材や硬材もラクに切断できる工夫が詰まっています。
さらに、軽量でスリムな圧着工具や長時間の作業を想定したグリップ設計など、現場で働く人の意見を反映させながら、"道具としての本質"を常に磨き続けているのがツノダの良さです。派手な宣伝はしない一方で、職人や工具マニアが「これだ」と感じる本格仕様を着実に実現する、まさに現場に根ざした道具屋メーカーといえるでしょう。
なぜ電気工事士に人気?現場&試験でツノダが選ばれるワケ
ツノダの工具が特に高く評価されているのが、電気工事の現場です。とくにリングスリーブの圧着や、細かな配線のカット・整線といった精密作業では、工具のわずかな精度の違いが仕上がりに直結します。その点でツノダの工具は「ミスが起きにくい」「余計な力がいらない」といった信頼を集めており、第一種・第二種電気工事士の試験にツノダ製工具を選ぶ受験者も少なくありません。
また、ツノダはJIS規格に適合した製品を多数展開しており、電気工事士技能試験で求められる条件もクリアしています。リングスリーブの圧着では、JIS C 9711に適合した圧着マーク(大・中・小・〇)が正確に刻印できることが必須とされており、ツノダの黄色いグリップの圧着工具(JIS適合品)はその要件を満たす代表的なモデルです。
試験だけでなく、現場でも「ツノダなら安心」と評価される理由は、こうした確かな刻印性能と使いやすさを両立した設計にあります。さらに、ツノダの刃物工具は切れ味や精度にも定評があり、「試験で使って、そのまま現場でも長年使い続けている」という声が多いのも納得の品質です。
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弊社の作業員も、
このセットを購入して電気工事士の試験に臨んでいました。
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ツノダの圧着工具の評判と特長|軽さと精度でプロも納得の仕上がりに
ツノダの圧着工具は、軽量・コンパクトでありながら確実な成形ができる設計が高く評価されています。たとえば「TP-R」シリーズでは、JIS C 9711に準拠した○・小・中・大の圧着マークを明確に刻印可能。成形確認機構(圧着が完了しないとハンドルが戻らない)やトグル機構による軽圧力設計も採用されており、無理な力をかけなくても均一で信頼性の高い圧着が行えます。
加えて、グリップ部には手が疲れにくいエラストマー素材を使用しており、長時間作業や連続圧着でも手にかかる負担が少ないのが魅力。プロの現場はもちろん、電気工事士試験やDIY用途でも扱いやすく、幅広い層から支持されている理由です。
ホーザンなど他社製品と比べると、ツノダは全体的にコンパクトで、握りやすさや重量バランスに優れる傾向があります。一方で、圧着部の剛性や耐久性はしっかり確保されており、何百回と使っても精度が落ちにくいのが特徴です。
「軽くてラクなのに、刻印もしっかりつく」
この使い心地こそが、ツノダの圧着工具が現場で選ばれ続ける理由でしょう。
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リングスリーブ圧着工具の選び方とおすすめモデル|ミニタイプや代用品はアリ?


リングスリーブ用圧着工具を選ぶ際にまず大切なのが、「JIS規格に適合しているかどうか」です。特に電気工事士試験では、JIS C 9711に準拠した黄色のグリップであることが必須条件。試験用・実務用を問わず、JIS適合マークがある工具を選ぶのが基本です。
また、用途や作業環境に応じて工具のサイズ感や重量も重要な選定ポイント。たとえば狭い場所や高所作業など、片手での取り回しが求められる現場では、「ミニタイプ」と呼ばれる小型の圧着工具が重宝されます。ツノダではTP-RSというコンパクトモデルがあり、軽量ながらもしっかりとJIS規格に対応しているため、特に女性や手の小さい方、軽快な作業を求める方に人気です。
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一方、「リングスリーブ圧着工具の代用は可能か?」という質問もよく聞かれますが、基本的に代用品は非推奨。圧着マークが明確に刻印されない工具では、検査で不適合となる場合があるほか、接触不良や絶縁不良の原因にもなります。価格重視で安価な代用品を選ぶよりも、長く使える信頼性ある製品を最初から選ぶほうが安全かつ結果的に経済的です。
他社製の代表格であるホーザン製のP-737も非常に優秀ですが、ツノダ製はグリップ形状や重量バランスの面で「手の馴染みがよい」と感じる人が多く、特に長時間作業において快適性が違うといった声もあります。
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ツノダのペンチの評判とおすすめモデル|精度・切れ味・握り心地が段違い
ツノダといえば圧着工具の印象が強いですが、実はペンチやニッパーの品質にも定評があり、電工・機械工・DIYユーザー問わず高評価を得ています。とくに注目されているのは、切断面の美しさ・刃の食いつき・工具としての剛性感です。
ツノダのペンチは、刃の熱処理と最終研磨を職人が手作業で行う工程があるため、ただ「切れる」だけではなく、切ったあとにバリが出にくく、精密感が残るのが特徴。ケーブルや針金などを断面までシャープに処理できるため、後処理が少なくて済むという点で現場でも信頼されています。
さらに、開閉のなめらかさとグリップ感覚の良さにも評価が集まっています。手の動きに忠実に追従してくれる感覚は、安価な汎用ペンチではなかなか得られません。長時間使っても疲れにくく、ブレが少ないため、配線を挟む・ねじる・引き出すといった作業がスムーズに行えます。
X(旧Twitter)などでも「高いけど、ツノダに変えたら戻れなくなった」「握った感触がとにかく気持ちいい」といったレビューが散見され、工具マニア層からの評価も非常に高いことがわかります。
口コミから見えたツノダ工具のメリット・デメリット|リアルな評価を総まとめ


ツノダの工具は、使った人の多くが「想像以上だった」と語る、まさに現場で“信頼される道具”です。口コミでは特に、「刃の食いつきがすごい」「軽いのにしっかり圧着できる」「握った瞬間にわかる精度の高さ」といった声が目立ちます。ニッパーやペンチ、圧着工具のどれをとっても、ツノダならではの“手に伝わる品質”を実感できるという感想が多数寄せられています。
電気工事士試験で使用されるほどのJIS適合性や、リングスリーブにくっきりと刻印される圧着マークの明瞭さも、信頼される理由の一つです。試験用に購入したものを、合格後もそのまま現場で使い続けているという人も多く、プロの世界でも「ツノダなら間違いない」という評価が根付いているのが印象的です。
一方で、価格帯は他社と比べてやや高めで、ホームセンターでは扱いが少ないこともあります。とはいえ、そのぶん性能や耐久性は折り紙つきで、「安物を何本も買い替えるより、ツノダを1本買って長く使う方が結果的にコスパが良い」という意見も見られます。
派手な見た目や広告ではなく、使い心地と実力で勝負してきたツノダ工具。その質実剛健なモノづくりに惹かれた人々が、口コミで静かに、でも確実にその良さを広めている。そんな工具ブランドです。
総括:ツノダ工具の評判は本当?現場でも電気工事士試験でも選ばれる理由を徹底解説
ツノダの工具は、華やかな広告はなくても、現場の声と信頼で選ばれ続けている国産ブランドです。とくに圧着工具やペンチ類は、「手に馴染む」「切れ味がいい」「長時間使っても疲れにくい」といった評価が多く、工具にこだわるプロほど“違いがわかる”一本として支持されています。
電気工事士試験でも使用可能なJIS適合モデルがラインナップされており、技能試験からプロの現場まで一貫して使える安心感も魅力です。さらに、ミニタイプや軽量モデルなど、ユーザーに寄り添った設計がなされている点もツノダならでは。
価格面では100円工具と比べればもちろん差がありますが、それでも「品質とコスパのバランスが良い」と言われるのは、一度使えば納得の実力があるからこそ。長く信頼して使える工具を探している方には、ツノダはまさに“間違いのない選択肢”と言えるでしょう。
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