建設業の現場では、多くの車両が出入りします。 もしも事故が起こってしまった場合に備え、現場で使用されるトラックや生コン車・ポンプ車といった工事車両はもちろん、会社から現場まで移動するために使用する車両についても、元請企業は管理・把握しておく必要があります。そんなときに必要なのが、「工事・通勤用車両届」です。 グリーンサイトでは、事前に自社の車両を登録しておけば、簡単にこの「工事・通勤用車両届」を提出することができます。
事務員たなか
今回は、グリーンサイトでの
車両届の作成方法について解説します。
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目次
工事・通勤用車両届とは?
工事・通勤用車両届とは、現場に出入りする車両について、元請企業が管理するための書類です。
一次下請負企業をはじめ、建設業の工事では多くの専門業者が出入りするため、車両も多くなりやすいです。万が一事故や災害が起こってしまった際に、責任の所在を明瞭にするために、「任意保険に加入しているか?」「運転者は誰なのか?」「どのような経路で現場に来るか?」を確認します。
グリーンサイトでも、登録内容は一般的な車両届と同じです。
工事・通勤用車両届の作成方法
ではさっそく、グリーンサイトで車両届を作成してみましょう!
STEP
ログイン
まずはグリーンサイトにログインします。
STEP
「グリーンファイル一覧」をクリック
出典:グリーンサイト
https://gs.kensetsu-site.com/partner/top
画面右側グリーンファイルを管理する(作成・修正・提出)の「グリーンファイル一覧」ボタンをクリックします。
STEP
該当作業所の安全書類を選択する
出典:グリーンサイト
https://gs.kensetsu-site.com/partner/top
グリーンファイル一覧画面に入ります。
登録しているグリーンファイルの一覧が表示されるので、該当作業所の書類一覧「編集」ボタンをクリックします。
STEP
工事・通勤用車両届の「作成」ボタンをクリック
提出書類一覧画面が開きます。
画面の上側に「必須提出」「随時提出(持込前に作成)」「随時提出(追加書類)」「随時提出(紙で書類)」「通知事項」というタブがあるので、「随時提出(持込前に作成)」をクリックします。
こちらのタブは元請企業の設定によって変わるので
参考程度にしてください。
「随時提出(持込前に作成)」タブをクリックすると、持込機械等の書類名がズラズラ並んでいるので、「工事・通勤用車両届」列の「未作成」ボタンをクリックします。
STEP
新規登録をクリック
工事・通勤用車両届一覧画面が開きます。
画面右上に「新規登録」ボタンがあるのでクリックします。
STEP
車両を選択し、使用期間を入力する
新規登録ボタンをクリックすると、「工事・通勤用車両届選択」画面が開きます。
基本データで登録している車両情報一覧が表示されるので、登録したい車両の左側のラジオボタンをクリックします。
出典:グリーンサイト
https://gs.kensetsu-site.com/partner/top
クリック状態のまま、画面下部の「持込年月日」「搬出予定年月日」を入力し、さらに下にある「車両を決定する」ボタンをクリックします。
一覧に車両が表示されない場合は、基本データで車両登録をする必要があります。
登録方法は、下記の記事をご確認ください。
STEP
車両届を編集・登録する
工事・通勤用車両届登録 画面が開きますので、必要事項を入力・選択します。
入力する項目
- 安全運転管理者氏名
- 運転者氏名
- 免許の種類
- 運行経路
- 運行経路図
安全運転管理者
道路交通法第74条の3に則り、一定台数以上の自動車を使用する使用者は、事業所ごとに安全運転管理者を選任しなければなりません。自社で安全運転管理者選任している場合は、こちらに安全運転管理者の氏名を記入します。
安全運転管理者の選任を必要とする自動車の台数
- 乗車定員が11人以上の自動車 1台以上
- その他の自動車 5台以上
※大型自動二輪車または普通自動二輪車は、それぞれ1台を0.5台として計算する
車両の台数が少なく安全運転管理者を選任していない場合は、空欄で問題ありません。
運転者氏名
運転者氏名は、選択方式になっています。 まず会社名を選択し、その後従業員を選択する塩梅です。
こちらのリストに表示される従業員は、作業員名簿に登録した者のみなので、もし運転者にしたい従業員が選択一覧にない場合は、作業員名簿をもう一度見直してみてください。
免許の種類
運転者氏名を選択すると、その運転者が保有している免許が選択可能となります。 適切な免許証の種類を選択してください。
適切な資格が表示されない場合は、基本データの従業員情報から、保有資格を登録する必要があります。下記の記事で、資格情報の登録方法を記載していますので、ご確認ください。
運行経路
出発地から現場までの経路を簡単に記入します。
記載された経路から大きく外れた場所で事故が発生した場合には、通勤災害と認められないこともありますので正しい経路を記入してください。
例:「自 会社(両国)経由 両国橋 経由 日本橋 至 丸の内作業所」
入力は任意となっていますが、
記入できる場合は登録しておいた方が良いでしょう。
運行経路図
運行経路図を添付します。 添付は任意ですが、ダンプあるいは生コン車・廃棄物運搬車については、運行経路図の提出が必須となっていますのでご確認ください。
STEP
「確定」ボタンをクリック
STEP7での編集が完了したら、画面下部にある「確定」ボタンをクリックします。
以上で、車両届の作成が完了しました!
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まとめ
工事・通勤用車両届のグリーンサイトでの登録方法について解説しました。 慣れてしまえばあっという間に終わる作業ですが、車両情報や従業員情報を事前に登録していないいけないので、少しややこしく感じるかもしれません。 車両に関しては、2024年2月1日よりテールゲートリフターを使用して荷物を積み下ろす作業への特別教育が義務付けられたり、2023年12月よりアルコールチェッカーを用いての呼気チェックが義務化になったり、様々な決まりが増えています。これを機に、今一度自社の車両について見直してみてはいかがでしょうか?
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